2010年7月30日金曜日

子どもたちとの出会い


子どもたちとの出会い

 今日からいよいよ授業が始まりました。


 最初なので、一週間はいろんなクラスの様子を見て勉強したり、

先生たちに学校のことなどを教えてもらったりする予定です。

 子どもたちみんなも久しぶりの学校だからか、最初は全校集会で校長先生のお話を聞きます。

 その時、私のことが紹介され、みんなの前であいさつをしました。(もちろんたどたどしいながらもスペイン語で。)


 教室に移動するときに、子どもたちがみんなあいさつをしてくれたり、話しかけてくれたりで、

やっぱり子どもと一緒に活動できることのうれしさを感じました。
 
 はじめは、3年生と体育です。
 空気が冷えている校舎の日蔭で動くので、走ったり体を温めるような運動やストレッチを組み合わせたり。

私も、先生と一緒に動きの見本をやって走り回りました。

 そのあと、いろんな学年の教室を見て回りました。
 
 休み時間に、4年生の女の子が誘ってくれて、一緒に中庭で遊びました。
 運ていやブランコ、鉄棒やシーソーで、みんな元気に遊んでいます。運ていにぶら下がったり、鉄棒に登ったり、自分のできることをいろいろ披露してくれます。

 今まで学校に来てくれていたボランティアのことを知っているかを聞いてきたり、

ご飯や歌や折り紙のことを聞いてきたり、いろいろ質問してくれる子どもたち。

 すごくうれしい!

・・・けれど、まだ十分に聞き取れたり応えられなかったりするので、それが悔しい一日でした。

 子どもたちと一緒にスペイン語を勉強!します。

ラパスで日本を感じた日


ラパスで日本を感じた日


 今日は、仲間からの紹介もあって、ラパス日本人会主催の運動会に参加しました。

 いつも生活しているところよりは、少し南の標高がちょっぴり低い地域にある、

運動公園のような所で、

酸欠と闘いながら久しぶりに走ったり、跳ねたりしました。

 ボリビアには、日本から移り住んでいる移民の方々やそのご子息、二世、三世の方々などがたくさんいらっしゃいます。

研修していたサンタクルスには、一つの村のような規模でボリビアに根付いて生活されているところもあります。

 ラパスにも何家族も日系の方が生活をしていて、今日は、ボリビア・ラパスにいながら、

日本の運動会です。

 短距離走、スプーン競争、風船割り、つなひき、玉入れ(子ども限定)、パン食い競争などなど、


おなじみの種目があり、青空のもと、大盛り上がりでした。

 使っている道具は、こちらで用意できるものを工夫されていて、そのアイデアにすごく刺激されました。
 走ったり跳ねたりするのはあまり活躍できませんでしたが、

やはり風船割り!と

豆つかみ競争では、

見事入賞!できました。

 つなひきでは、残念ながら力及ばず・・・。(まだ、本調子ではないのか)

 でも、いつも、運動会といえば運営する方だったので、

久しぶりに自分が出場して、芝生の上で走ったり、お弁当を食べたりできて、

懐かしいような気分爽快の一日でした。

 日本人会の皆さん、誘っていただき、楽しませて頂き、ありがとうございました。

 いろんな人とみんなで盛り上がったから、なお、楽しかったんだと思います。

 参加していたすべての人に感謝。

ボリビアの食事




ボリビアの食事


 ボリビアの食事は、結構おいしくて、今のところ大満足!



 語学研修中は、学校の食堂で毎日いろんなボリビアの地方の料理を出してくれていたし、テイクアウトするにしても、いろいろなおいしいものがありました。


 今は、スティ先で食事が出るので外食は少ないけど、レストランもいろいろあるし、


日本食はさすがに頻繁には無理だけど、


困った時の中華料理という感じで、なじみの味もあるので、


食べ物に関しては、充実しているように感じます。

 ボリビアの人にとって、一日のうちで一番メインの食事は昼ごはんのように感じます。


 ラパスは、高所なので酸素の関係(酸素が薄いと消化不良になりやすいようです)で、


夜は少なめにする人も多いようです。


 そして、食事は、だいたいコースになっています。


      最初 スープ


      (野菜や麦などが入っていたり、肉や豆が入っていたりこれだけでも十分なくらいおいしい!)
      スープと一緒にパンも出てきます。


      次  メインの肉と野菜とご飯などの盛り合わせたプレート
    


      しめ  フルーツなど (店だとアイスとかがつくときも)




この間、家だとコーヒーやお茶やジュースなどの飲み物もでます。


店でも、ジュースがセットになっていることが多いです。

基本のスープとプレートのセットで、15BSくらい。(普通のきれいな店の感じで)


デザートとかもつく感じだと、25~30BSくらい。(いいところの店の感じで)

これが、結構な量だし、おいしいし、一日のうちでもかなり大満足な食事になります。

先日、家でキヌアが出ました。栄養たっぷりの穀物。


おいしすぎて、これ以上大きくならないように、気をつけなければ!
と思っているところです。


* 1BSは、だいたい日本円で13円くらいです。

チャリティー活動


チャリティー活動


 今日7月21日は、スティ先の仲間がボランティア活動をしている、子ども病院のためのチャリティーファッションショーに、スティ仲間とママとの5人で、行きました。


 ファッションショーでは、紳士服やウェデングドレス、子ども用のパーティードレス、コートなどが披露され

その収益や、会場の入場料、会場内で販売している寄付チケットなどから、

子どもたちの病院へ寄付がされるという感じでした。

会場には、その病院の子どもたちも来ていて、スティ仲間の2人も彼らと一緒に話をしたり、写真を撮ったり。

 司会をしていた人も、ボリビアのテレビで見たことのある人で、ホテルの大広間全体も華やかな感じですごく盛り上がっていました。

 ファッションショーの後は、バンドの演奏、地域のダンスなど、内容も盛りだくさん。

 盛大に寄付を集める集め方が、日本と違うような感じで、興味深いものでした。


 何より、一番おもしろかったのは、チケットに「夜7時開始」と書いてあるのに、実際に始まったのは、夜9時過ぎ。

 私のスティ先の人は、時間にきちんとしていて、10分前にはみんなで会場入りしていたのに、

その時は、お客さんもまばらで、会場も準備中・・・。

 「何時に始まるの?」

と、会場の人に聞くと、

「まあ、だいたい8時ごろかな。」

そこで、軽く食べたり飲んだりおしゃべりしたりして待つこと2時間。

なんと時間がゆったり流れていることか。

日本なら、10分遅れても、すぐ遅れている理由説明を求められたり、怒り出したりする人が出そうだけど、まったくそんな気配なし。

 一応、仕事関係で出会う人や学校は、時間もきちんとしている感じだけど、パーティーとか催しもの関係は、ゆるそうだ。

 でも、こういった感覚は、大きく見れば国での違いはあるようだけど、


実際は、人それぞれで違うのだということも分かった。

 私のスティ先の仲間はみな、時間を守り大切にしていながら、待つことも楽しんでいる。

 このような何事も楽しむ気持ちは、大切にしたいな。

2010年7月28日水曜日

寒さ


寒さ

週末ラパスは、結構冷え込んでいた。

でも、幸いにも、私は長野県育ちで、県内でも有数の冬の寒さの厳しい川上村勤務の経験があるので、何とか大丈夫。

でも、冷たい雨が降り、息がうっすらと白くなる感じはありました。

すると、翌月曜日の朝。

 「寒いので、水曜日まで学校はお休みです。」

 確かに、学校には暖房設備は何もなく、冷えるんだろうなあと理解できたが、結構直射日光が当たっているときは、暑いくらいなので、びっくり!

 でも、今回の寒さで、雪が降った様子が、日本のNHKでも放送されていたということを後で知り、それもびっくり!

 私としては、寒さより乾燥していることが大変に感じていたけど、
乾燥していることもあってか、日蔭は冷え冷えしている状態なのが、子どもたちにとっては大変なのだ。
 そんなわけで、急に学校が休みになったので、学校への行き方の練習などをして過ごしました。

 家よりかなり急な坂を上へ上へと上がるので、行きはミニブス(バンのような乗用車のバス)を使い、
帰りは家まで1時間以上かけて急坂をゆっくり下って帰る。

「ここで、転んだら、20mぐらいノンストップで転がり落ちるかも・・・。」

と思うような所を、注意を払って、ゆっくり歩いたり、周りの店や人々の様子を見て歩いたり。

最近、地図で見た道を歩いて確かめることが、結構好きかもって、自分で少し自覚してきています。

歩いて坂の具合を確かめたり、道の名前(道にはいろんな名前が付いているので結構わかりやすい)を確認したり。

少し運動を兼ねて、可能な限り歩くのはいいなって思っています。

ちなみに、水曜日の夜、翌日からの学校について校長先生に問い合わせると・・・。

「今週いっぱいお休み!授業は来週の月曜日からよ。」

ビバ ボリビア!

2010年7月19日月曜日

初仕事!ラパス県の日



初仕事!ラパス県の日

ちょうど、ラパスは県政201年目スタートのときで、町中お祝いムードでした。

何と、私の初仕事は、そのお祝いのパレードに、学校の5,6年生と先生方と一緒に参加すること。

地域の学校が一堂に集まって、ラパスの旗を手に町を行進します。
楽団で演奏しながらの学校もあり、沿道にもたくさんの人だかりで、とても賑わっています。
先生に聞くと、毎年参加しとても大切なものだそうで、みんなスーツや制服でばっちり決めています。

夜、ステイ先のテレビで見ると、町中のあちこちでいろんな人たちがカッコよく正装して行進したり、口々にラパスのお祝いを言ったりしている様子が映し出されていました。

着いてすぐ、ちょうどここに参加できたこと、とってもいい記念になりました。

私の故郷長野には長野県の日って祝日はなかったけど、ふるさとを大切にする気持ちを学んだ日でした。

仕事・・・。大丈夫かな・・・。



仕事・・・。

初めて自分の働くことになる学校にあいさつに行きました。


緊張して、あいさつがしどろもどろ・・・。



学校の場所はと言うと、これがまた、すごい坂の上のほう。
バスの乗り換えとか降りる場所が間違えずに行かれるか不安に。

でも、熱心で優しい校長先生と、アットホームでいながらこれまた熱心な先生方と、きらきらした瞳を輝かせた子どもたちが、そこにはいました。

よ~し!がんばるぞ~!

と、思いを強くしたのもつかの間、先生方が会議で話している内容は???
仕事の語彙となると自分の単語力のなさを痛感しました。

大丈夫かな???

・・・・・・いや無理だなあ・・・。ということで、勉強だ!

とりあえず、月曜日から音楽と体育の授業を担当することになりました。
でも、しばらくは、子どもや先生方に様子やスペイン語を教えてもらいながら自分にできることを少しでも出して何とかしていく日々。
酸素不足と闘いながら、歌や運動をがんばるぞ~!

ボリビアの家族



ボリビアの家族

ホームステイの生活が始まりました。
ボリビアで生活する家族は、すごくあったかくて優しいママとパパ。息子と娘の4人家族。
さらに、楽しいことに、同じ家に私以外にもステイしているアメリカ人の女性が3人!
8人での生活です。

基本はスペイン語なんだけど、時々英語が飛び交い、物の名前など日本では何というのかを聞かれたりして、小さな国際交流が行われています。

やっぱり、スペイン語がもっとできれば!と思うことがたくさん。
ということで、ただ生活すれば言語が身に着くということでなく、自分で勉強を続けようと思うのでありました。

2010年7月18日日曜日

ラパス到着




ラパス到着!

ボリビアの首都であるラパスに着きました!



すり鉢のようになった斜面に、びっしりとレンガ色の家が立ち、すり鉢の底には、東京のような近代的なビルが立ち並ぶ、見たこともないような風景が広がっていました。
しかも、坂が半端なく急で、どこにも平らな道がない!



そして、さすが標高3700m!空気が薄い!と感じるのは、体調をくずす仲間が多かったから。私も少し眠気に襲われたり息苦しさを感じたりしたけど、高山病がひどくならずに何とかなりました。
南米!という感じを一番感じる町と言われているだけあって、町には民族衣装を着て歩いているアンデス民族の人がたくさんいます。



これからここで生活するのかと思うと、わくわくしてきました。
どんな人々に出会うのか・・・。自分は何ができるのか・・・。
いろんなことを見つめなおしつつ、今存在していることを感謝して、一歩ずつ踏みしめて行きたいと思います。

仲間




仲間
私が、今回ボリビアに来ることになったのは、いろんな可能性や夢に向かって一歩踏み出したからだ。
いくつになっても、やりたいことや夢などに向かってチャレンジしたり努力したりすることは、大切だなあと感じていたからである。そして、それが未来の私や私の周りの大切なみんなにつながると思っているから。

今回、一緒にボリビアの地に足を踏み入れた仲間は、私も含め全員で13人。
同じ職種も入れば、まったく違う職種の仲間もいるし、出身地も年齢も様々。
でも、今とってもありがたいなあと感じている。
いろんなメンバーなのに、とっても心地よい関係でいられるからだ。
異国でいろんなことをがんばるぞ!と思っていても、やっぱり少しは心細かったり、スペイン語の勉強に挫折しそうになったりするのだが、この仲間は、家族のようでとってもありがたい存在。
もうすぐそれぞれが広いボリビア国内のあちこちで、一人一人活動することになるのだが、離れてもつながっているような気がする。

同じように、日本にいる友だちやかわいい応援隊のみんなやいろんな方々、そして大切な家族が、励ましや温かいメールをくれる。

人との出会いに恵まれて生きてきたことを実感する瞬間です。

本当にありがとう。
出会いに感謝しつつ、ボリビアでこれから出会う人たちも大切に、あったかい気持ちの和をさらに繋げていけたら・・・と思います。

南半球


南半球

南半球である南米に来ていると感じた最初は、日中の太陽の向きです。
東から昇った太陽が、若干北側を通って西に沈みました。
最初は、それが南だと思っていたのですが、違いました。さすが南半球!

お次は、南十字星!
日本の夜空では見ることのできない南十字星を見ることができました。
ほかの星は、まだよくわからないのですが、南半球用の星座早見盤を購入出来たら、ほかの星も確かめてみたいと思いました。

そして、もうひとつは、うずまき!
バスタブなどのお湯が抜けるとき、自然に時計と反対回りになっていました。
日本だと、たくさんの水を抜くとき時計回りに水を回転させると速く抜けますが、こちらは逆回り!

おもしろい!!

また、ほかにも見つけたら記録したいと思います。

ボリビア着



ボリビア着!
まずは、ボリビア第二の都市(日本でいうところの大阪)サンタクルスで、スペイン語の語学研修を2週間行いました。
サンタクルスは、広場にヤシの木が立ち並び、町中は、見慣れた日本車がたくさん走り、道は車であふれています。
でも、碁盤目に道が走り、外側には環状線が走っている整備された町のようなところです。昔からの素敵な教会や建物も多く、活気がある町です。
気候も暖かく、本当に冬なの?と思うほど半袖で平気な日も多かったです。でも、時々雨や南風(こっちは南風が寒いの、南半球だから。)が吹くと一気に寒くなりました。一応、子どもたちが冬休みだったのに、暑さで不思議な感じがしました。

二週間の語学研修はあっという間で、町に出かけながらいろんな人の話を聞いたり、実際にボリビアの様子を教えてもらったりする内容で、魅力的な毎日でした。

駒ケ根






駒ヶ根

私にとって駒ヶ根が思い出の場所である。
まず一つは、生まれた場所。
当時、私の家族が転勤で住んでいたのが駒ヶ根。
なので、いわば、生まれ故郷に何十年もして戻ってきているというわけである。

その後、さらに社会人になって初めて、南の飯田に勤めたときにも、南信に縁があるなあと感じ、飯田弁が今も抜けないくらいハマった。その時にはスキーに来たりドライブに来たりしていた場所。

そして、今回、どっぷり濃い日々を過ごした訓練所のある場所。


今回大人になってから、いろんな年齢、経験、出身、職業、夢や熱い思い…etcいろんな人たちと生活をする中で、いろんなことを考える時間や得たものがあったように思う。

もちろん、スペイン語の習得が第一だったから、その点では、なかなか思うようにいかず、まだ、努力不足なのだが、
出会いということでいえば、素晴らしい仲間や、熱心に指導してくださる語学講師の先生方、温かいスタッフの方々などとのめぐり会いは、何事にも代えがたい貴重なものだった。

また、このような機会が得られたということにも感謝です。

ありがとう。そして、がんばります。

また、次に駒ヶ根に行く時を楽しみにして。