2011年1月19日水曜日

新年=Año nuevo

ボリビアの年越しは、どんな感じなのか・・・。
初めての瞬間なので、楽しみにしていました。

でも、様々ない事情があって、家から出られない!
という、これまた珍しい年越しになりました。
それは・・・・、
27日に、いきなり大統領が、ガソリンへの政府の補助金制度を廃止する!
と、宣言したことから始まりました。

それを受け、ガソリン価格はいきなり80%上昇!
交通機関の料金は混乱を極め、ストップ。
スト、デモ、反対のための道路封鎖などが起こりました。
人々も、その混乱が長引くことに備え、日用品や食料品の備蓄のためスーパーへ。

私たち仲間も、やっと年末の休みになって国内等移動しようとしていた矢先のことで、
みんな任地に速やかに戻るように指示が出され、
自体が沈静化するまで自宅待機を命じられました。

何かがあるときは、いきなりなんだな~と驚いたと同時に、
それに対する反応も急速な過激な状態になるもんなんだな~と。
外国に来て、生活しているんだなということを改めて感じたものでした。

そんなこんなで、友人と一緒に紅白を見て過ごそうか~と言っていた話も吹き飛び、
(ボリビアはNHK衛星放送が入ります。日本の情報は、そこで見ることができます。)

ステイ先の家族と一緒の
ある意味、興味深くありがたい年越しを過ごすことになりました。

とはいえ、紅白は、途中からですが、しっかり見ました。
(ボリビアの朝がオンタイムで放送しています。ちなみに夜にも再放送があったようです。)
素敵な福山さんから、スマップまで、しっかり堪能しました。

いろんな歌を聴いて、ジーンとしたり、感慨にふけっている私を、家族は
「Tranquila~」(ゆっくり落ち着いて見ていていいよ~って感じ)
と、しばしほっておいてくれました。

さて、この日は、我が家に親族が集まるということで、午後は、みんなで掃除をしたり、
食器のセットを準備したり、大忙し!
パパは、ピカーナ作りに大忙しです。
ピカーナは、新年を迎えるときにも食べるとのこと。
そして、各家によって味が違うとのことで、パパは、ピカーナ作りに腕を奮っていました。

夜10時くらいになると、親族が集まってきます。
11時くらいから、ピカーナを食べ始め、
シャンパンとブドウの準備がありました。
ブドウは、一人12粒。
新年は、12時を迎えるときに、家の一番上の場所に上がっていき、
その時、願い事を心で唱えながら食べる・・・・。

・・・食べるそうですが、それを知らずに、準備された時に、先に食べてはじめてしまった私。
・・・・・・食いしん坊だわ・・・・・・。
家族が、ブドウの意味を教えてくれて、食べた分も、追加してくれて何とか準備OK!











いざ12時!

みんなで、我が家の屋上に向かって移動します!
屋上は・・・・・











こんな感じで、ラパスの夜景が見えます。

上に上がると、あちこちから、花火が威勢よく上がっているのが見えました。
すごーい!
と思っているのもつかの間、
我が家の屋上からも、花火がどどーん!

そして、みんなで、新年のあいさつをそれぞれみんなにしていきます。
私は、願いを欲張ったせいか、多すぎたのか、
いつまでもブドウを食べながら、願いを心でとなえていました。
(欲深ですみません。)

各家々からは、ロケット花火や、打ち上げ花火が威勢よく上がります。
結構大きな花火もあって、遠くで上がっているのがよく見えました。
また、自分の家であげているものは、真上に上がっているので、迫力満点!

そんな風に、賑やかに、街中のみんなでお祝いしました。

日本のように、家族で、おごそかに和やかに新年を迎えていた様子とは、まったく違うボリビア。
季節が、日本は冬で、こっちは、一応夏ということも関係あるのでしょうか。
日本の、除夜の鐘とともに、しんしんと雪が舞うような風景を懐かしく思い出すとともに、
陽気な新年のスタートを切れたことも、うれしく思いました。

そしてさらに朗報が!
この夜、国内のあまりの混乱ぶりに、大統領が、発言を撤回!
翌日からは、ガソリン価格が元に戻るという状態になりました。
(あの突然の発表をすれば、混乱は予測できたと思うのだが、
 いさぎいいんだか、何を狙ってたのか・・・。)

ともかく、そんな喜びも重なってか、盛大な年越し!新年の幕開けとなりました。

¡Feliz Año Nuevo!

皆様にとって、充実した年になりますように。
そして、世界中の一人でも多くの人が、微笑んで日々を過ごしていかれますように。
2011年も、どうぞよろしくお願いします!

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