2011年1月20日木曜日
ポトシ
ウユニの次に向かったのは、ポトシ。
ここは標高4070mにある、南米ではものすごく重要な都市の一つ。
世界文化遺産に選ばれた旧市街地が残り、
銀山セロ・リコが、ポトシを見下ろしている。
1545年原住民によって発見された銀をきっかけに、
ここポトシは、世界最大の銀鉱脈として注目される。
当時、支配していたスペイン人たちによって、
ここの銀は、各銀製品や銀コインに姿を変え、
世界中に広まっていった。
そのような、歴史上重要な地域だったポトシだが、
鉱山で実際に働く工夫たちの仕事は過酷を極めた。
スペイン人の支配下から解き放たれた今でも、仕事の過酷さは変わらない。
厳しい労働の中で、掘り起こされる資源。
現在、ここでは、錫の採掘がおこなわれ、ボリビア経済を支えている。
ここには、当時の有名な造幣局がある。
そこでは、とても特徴的な顔がお出迎えしてくれている。
Casa de la Moneda
中は、博物館になっていて、
いろんな銀貨や、その製造工程などを見学することができる。
しかも、丁寧にガイドさんがついて
解説をしてくれるので、ありがたい。
建物など当時のものなので、
どんな作業で、どんな環境だったのかと考えると、
世界の晴れ舞台で輝いていた銀・宝飾品、銀貨を支えていたのは、
この、南米の、ボリビアの先住民たちなんだなと、
あらためて、感慨深かった。
ちなみに、ここポトシでは、おいしいフォンデュ・デ・カルネを食べられると聞き、
しっかり味わいに行きました。
おいしい料理のお伴には、この土地のビールであるポトシーナ。
味については、仲間内でもいろんな評があるが、
1ℓビンで出てくるのはありがたい。
4000mの高地でもおいしく食べて飲んで過ごすことができる
自分の健康体を、本当にありがたく感じました。
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