ボリビアには、いろんな見所があります。
今回は、そんな中で、先日訪れたティワナク遺跡の紹介です。
この遺跡は、チチカカ湖方向にある、広さ4㎞四方にも及ぶものです。
紀元前200年頃から起こり、
最盛期は、600年~1000年くらい。
この遺跡は、400年~800年頃のものだろうと言われています。
巨石が積み上げられ、大きなモノリート(立像)があります。
スペイン人がやってきたとき、この遺跡の巨石を壊して運んで、
ティワナクの町や教会を建てたそうで、かなりの遺跡や巨石が失われてしまっています。
現在は、まだ、発掘途中のところもかなりあるように見受けられました。
標高3800Mの高地、近隣の山々の重要な場所を結んだ、
ちょうど三角形の中に、巨石が運ばれ、
昔の多くの神々を崇拝する宗教都市として、文化が築かれていったようです。
また、スピーカーのように声が近くで聞こえたり、
逆に拡声器の役割を果たす石、の穴があったり、
カレンダーのように文様が彫りこまれている門もあったりします。
冬至と夏至には、日の出がちょうどこの門と塔を一直線に結ぶそうで、
アイマラの正月に当たる6月21日には、初日の出の太陽を浴びて、力を授かろうと
多くの人々が集まり、踊りながら、日の出を待つそうです。
でも、この日は、一年で一番寒い日とも言われているそうです。
このように天文学的にも意味のある建造物を、
大昔の人たちが作り上げたということは、本当にすごいことだと感じます。
今の世の中以上に、
生きていくうえで、太陽や自然、環境の持つ意味や影響は大きく、
天体、自然と一体になった生活をしていたんだなと感じました。
ラパスからは、72kmと近いので、日帰りで行くことができます。
近いと聞いていたものの、6ヶ月経ってやっと行ってくることができました。
のちのインカ文明に影響を与えたと言われるこのティワナク遺跡。
遺跡に興味のある方は、ぜひ。
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